MolDesk Screening version 1.1.15 リリース

機能追加

  • MD計算で、MPI / CUDA (NVIDIA GPU) による並列計算を可能にした。具体的には、Windows 64bit および Linux 64bit において、myPresto の MD 計算プログラムである cosgene_MPI, psygene, psygene-G を実行可能にした。
  • [Docking NMR] で、溶液 NMR 実験データを入力するときに、ユーザが簡易に入力できる GUI を開発した。(以前は、ファイル入力だけだった。)
  • 化合物データをインターネット経由で入力可能にした [Add Remote Compound]。具体的には、PubChem Compound ID、または、KEGG DRUG ID / LigandBox ID を入力するだけで化合物の入力が可能になった。
  • 水素結合表示で、同じ原子から複数の水素結合をなるべく表示しないようにした。最近接結合のみなるべく表示。
  • 分子種(タンパク質 / 化合物)を自動判定するためのアミノ酸残基の定義を拡張して、より正確に判定できるようにした。(標準20種類から力場に定義されているすべてのアミノ酸に拡張した。)
  • 3D 表示のラベル表示の種類を 5種類から 8種類に増やした。
  • [New Project] を新規に追加して、空のプロジェクトを生成できるようにした。
  • [Add Fragment] を新規に追加して、Ethane, Phenyl, Carboxyl, Cyclohexyl, Cyclopentyl の5種類の分子を初期構造 または追加で入力可能にした。
  • [Open File] —> [Open Molecular File] に名称変更。
  • Preference 画面の入力項目追加と整理

バグ修正

  • [File] – [Save as] でプロジェクトを保存するときに、すでにあるプロジェクト内に新規プロジェクトを保存したときに再帰的にプロジェクトを生成してしまうバグ修正。
  • 入力 PDB ファイルのタンパク質の残基番号を保存する処理のバグ修正。
  • 上記修正に伴い、[Create S-S Bond] でタンパク質のSS結合を生成するときは、残基番号を保存しないよう変更した。